デュオ・スラット比較 フレシャスの人気デザインサーバー どっちがおすすめ?
デザイナーズモデルのウォーターサーバーサーバーdewo(デュオ)・Slat(スラット)が人気のフレシャス。
いずれも世界的プロダクトデザイナー安積伸さんという方がデザインしており、グッドデザイン賞を受賞しているスタイリッシュなウォーターサーバーです。
いずれもインテリア重視派の方に評判のサーバーですが、検討する際にデュオかスラットのどちらにするか迷う方も多いようです。
デュオとスラットを様々な角度から比較してみたところ、大まかなメリット・デメリットは下記のような結果でした。各項目ごとに詳しく見ていきます。
機種/特徴 | デュオ | スラット |
---|---|---|
デザインの多様性 | ◎ | △ |
機能の多さ | ◯ | ◎ |
節電 | ◎ | ◯ |
天然水の種類 | ◎ | △ |
お水の容器 | ビニールパック | ワンウェイボトル |
コスト | サーバーレンタル量がスラットより安い、卓上型はやや割高 | サーバーレンタル料無料の基準はデュオよりゆるめ |
目次
デザインやサイズを選べるのはデュオ
デザイン面では、カラーバリエーションが多く、卓上型も新たに選べるようになったデュオに軍配が上がります。
色や形状から、より部屋に合うサーバーを選べる点がデュオのメリットです。
デュオは床置き型が5色、卓上型のデュオミニが3色のカラー展開をしています。他社でも少ない、ピンクやブルーも扱っているのが特徴です。
サーバー表面は曲面になっていて、スタイリッシュながらもシャープすぎない印象です。
■dewo(デュオ) カラー全5色
■dewo mini(デュオ ミニ) カラー全3色
スラットのカラーはブラックとホワイトの2色のみです。デュオよりボディがスリムなので、シンプルでスマートなデザインが良い方向けです。
表面は高級感があるつや消しマット加工で、シンプルながらナチュラルな質感です。どんな部屋にも調和しやすいデザインかと思います。
■Slat(スラット) カラー全2色
多くの機能性を持ち、ママ向けなのはスラット
一方、スラットにはデュオにはない機能がたくさん備わっています。特に女性の方、育児中のママに優しい機能が多いです。
■スラットの機能
- 温度調節機能
- 高めの給水口
- 足元交換タイプ
一般的なウォーターサーバーに搭載している冷水・温水機能だけでなく、スラットは常温水・高温水・70度温水が出せます。
常温水は冷たいお水を飲みづらい冬や、体を冷やしたくない人におすすめです。
お水を1日2リットル前後飲む「お水ダイエット」をしている人も、お腹を冷やしすぎないように常温水を飲むことが多いです(→お水ダイエットとは)。
高温水は90度のお湯が出せるのでインスタント食品作りなどに便利で、70度温水は赤ちゃんのミルク調乳に使いやすい温度です。
美容や健康のために白湯(さゆ)を飲む人にとっても、使いやすい温度かと思います。
また、お水のボトルを足元に設置して交換しやすくしているだけでなく、お水を下部に置くことで給水口の位置を通常より高めに作ってあります。
給水口の位置が高いと屈まなくてもお水が出しやすいので、たとえば赤ちゃんを抱っこしながらお水を入れたい時にも便利です。
一方、デュオの主な機能は下記2点です。
■デュオの機能
- 上部にビニールパック設置
- 高性能なフレッシュ機能
お水交換は足元ではなくサーバー上部ですが、お水が軽量ビニールパックに入っているので女性でも簡単に交換ができます。
また、サーバーのフレッシュボタンを押すと、サーバー内の温水を循環させることでサーバー内をより新鮮な状態に保つことができます。
スラットにも自動クリーニング機能は付いていますが、デュオにはより高性能な自浄機能がついています。
節電ではわずかにデュオが優勢
デュオ・スラットはどちらも省エネサーバーなので節電機能にも優れていますが、わずかにデュオの方が優勢です。
■デュオの電気代
約330円/月
■スラットの電気代
約380円/月
一般的なウォーターサーバーの電気代は1,000円前後なので、約70%の電気代カットができます。
約50円の差ではありますが、使用量が多い場合はより電気代に差がつきます。
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お水の採水地を選べるのはデュオ
フレシャスのウォーターサーバーは、サーバーによって選べる天然水の種類が異なります。
フレシャスでは全部で3種類の天然水を扱っていますが、デュオではこの3種全ての天然水から選んで注文することができます。
スラットは富士山麓の天然水しか飲めないので、いろいろな天然水を飲んでみたい方にはデュオがおすすめです。
フレシャスは3種類の採水地が異なる天然水(ナチュラルミネラルウォーター)を取り扱っています。
スラットで選べるのはFRECIOUS富士のみです。
■山梨県「FRECIOUS富士」
500Lあたりの価格 75円
・パック式…1箱(4パック28.8L) 4,324円
・ボトル式…1箱(2本18.6L) 2,714円
・硬度 21mg/L
地下水汚染の指標の一つ「硝酸・亜硝酸態窒素」濃度が0.1mg/L以下と、世界でも圧倒的な低さを記録している安全なお水です。
■静岡県「FRECIOUS朝霧高原」
500Lあたりの価格 76円
・パック式…1箱(4パック28.8L) 4,400円
・硬度 85mg/L
他のバナジウム天然水と比べても、非常に多いバナジウムが溶け込んでいます(1L当たり180μg)。
■長野県「FRECIOUS木曽」
500Lあたりの価格 76円
・パック式…1箱(4パック28.8L) 4,384円
・硬度 20mg/L
一般的な天然水が扱う地下水ではなく、自然に地表へ湧き出てきた希少な「湧水」を原水とするミネラルバランスがとれた軟水です。
※全て税別表記
お水でもしっかりミネラルを摂りたい方はFRESIOUS朝霧高原、飲み口がさっぱりしたお水を飲みたい方は硬度の低いFRECIOUS富士・木曽がおすすめです。
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お水の容器はウォーターボトルとビニールパック
これは好みの問題になってきますが、それぞれお水の容器はデュオはビニールパック、スラットはワンウェイボトルです。
ゴミを増やしたくない人はビニールパックのデュオ、お水交換の頻度を下げたい人はスラットがおすすめです。
機種/特徴 | デュオ | スラット |
---|---|---|
容器の種類 | 軽量ビニールパック | ワンウェイボトル |
容量 | デュオ…7.2L デュオミニ…4.7L |
9.3L |
サーバーの設置箇所 | 上部 | 下部(足元交換タイプ) |
◯メリット | ・ワンタッチでお水の設置が可能 ・ゴミが少なくて済む |
・容量が多いのでボトル交換の頻度を下げられる |
△デメリット | ・容量が少ないのでお水交換の頻度が増えてしまう | ・ビニールパックよりゴミが増える ・お水を出す時の吸い上げ音が気になる人もいる |
デュオもスラットも使い捨てのワンウェイ方式で、軽量容器で女性でも簡単にお水を交換できます。
容器に特にこだわりが無い人は、他の条件優先で比較してもいいと思います。
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デュオとスラットのコスト比較
デュオとスラットのコスト感に大きい差はありません。
デュオとスラットの料金体系はサーバーレンタル料とお水代のみですが、前月に一定以上のお水を注文しているとサーバーレンタル代が無料になります。
サーバーレンタル料はデュオが500円、スラットが900円。スラットの方が高いですが、サーバーレンタル料が無料になる条件はスラットの方がゆるめです。
■デュオ・スラットの料金体系
費用(税抜) | デュオ | デュオミニ | スラット |
---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
サーバーレンタル料 | 0~500円 | 0~500円 | 0~900円 |
お水代 | 1箱(7.2L×4袋=28.8L) 4,324円 |
1箱(4.7L×4袋=18.8L) 3,400円 |
1箱(9.3L×2本=18.6L) 2,714円 |
サーバーレンタル料が無料になる注文量 | 2箱(57.6L) 8,648円 |
3箱(56.4L) 10,200円 |
3箱(55.8L) 8,142円 |
お水の配送料 | 0円 | 0円 | 0円 |
メンテナンス費 | 0円 | 0円 | 0円 |
なるべくサーバーレンタル料を無料にしたい人は、スラットがおすすめです。
しかし、サーバーレンタル料が無料になる基準はデュオと1.8リットルしか差がないので、毎月60リットルほどお水を使うようであればどちらを選んでも問題ありません。
もしくは。サーバーレンタル料を支払っても少なめの水を使いたい場合は、サーバーレンタル料が安いデュオが良いと思います。
「55L以上のお水を1ヶ月で使えるの?」と疑問、もしくは不安に感じる方もいるかもしれません。
筆者の考えでは、2人以上の世帯でなら無理なく消費できるかと思います。もちろん、一人暮らしで消費する人も中にはいます。
人間は1日1.5~2リットルの水を飲むべきだと言われています。妊婦や月経中の女性はこれよりすこし多めに飲むことが望ましいです。
例えば、1日1リットルのお水をウォーターサーバーから飲むと、1ヶ月では1L×30日=30Lを消費することになります。2人暮らし以上なら十分使い切れる量だと考えられます。
水を多く飲むことで太りにくい体を作る水ダイエットで1日2リットルのお水を飲む人や、料理にもウォーターサーバーの水を使う人なら1人でも消費できるかと思います。
購入プランがお得になるのは3年目から
デュオとスラットには、一般的なレンタルプランだけでなく、ウォーターサーバーを購入する購入プランがあります。
サーバーを購入する際にデュオは39,800円+税、スラットは41,500円+税がかかりますが、お水代がずっと20%引きになるという大きなメリットがあります。
3年以上使う場合は、購入プランの方がコストを安く抑えられます。
毎月3箱(55.8リットルを)を注文し、サーバーレンタル料が無料の場合を想定して計算してみました。
■レンタルプランの場合:3年間で294,012円
1ヶ月 3箱(55.8L)8,142円 × 36ヶ月 +初月サーバーレンタル料900円 = 294,012円
■購入プランの場合:3年間で275,989円
1ヶ月 3箱(55.8L)8,142円 ×2割引 ×36ヶ月 + サーバー代41,500円 = 275,989円
長く天然水のウォーターサーバーを使い続けたいと考えている方や、オフィスへの導入を検討されている法人の方に評判です。
デュオ・スラットがおすすめの人
上記の通りまとめたところ、デュオとスラットがおすすめの人は下記のとおりです。
■デュオがおすすめの人
- カラーやサーバーのサイズにこだわりたい
- いろいろな天然水を飲みたい
- お水のゴミを減らしたい
■スラットがおすすめの人
- 常温やぬるめのお湯もよく使う
- お水交換の頻度は少ない方が良い
- サーバーレンタル料をなるべく無料にしたい

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