クリクラ・アクアクララ・アルピナウォーター RO水ウォーターサーバー比較(完全版)
なるべくコストを抑えてウォーターサーバーを使いたい場合は、RO水のウォーターサーバーがおすすめです。
特に、RO水の大手ウォーターサーバーブランドクリクラ・アクアクララ・アルピナウォーターの3社の中で迷うという方も多いです。
お水代が安いのはアルピナウォーターですが、サーバーレンタル料が無料なのはアクアクララとクリクラ…など、3社とも料金体系が異なるので、トータルコストでの比較は難しいです。
今回は、人気RO水ウォーターサーバーブランド3社を、コスト面を中心に、他の検討材料も合わせて比較してみました。
業者 | クリクラ | アクアクララ | アルピナウォーター |
---|---|---|---|
コスト | ◎ | ◯ | ◎ |
デザイン | △ | ◎ | △ |
硬度 | 30mg/L | 29.7mg/L | ~1mg/L |
お水ノルマ | 3ヶ月で6本 | なし | なし |
解約金 | なし | あり | あり |
項目別に、詳細をまとめました。
目次
一番安いのは?~トータルコスト比較~
クリクラ・アクアクララ・アルピナウォーターの各料金を確認して、1ヶ月に24リットル使用した場合の価格(税別)を計算してみます。
ここでは、早期解約金以外にかかる費用(電気代も含む)を全て考慮したトータルコストを比較しています。
1.クリクラ
クリクラには通常のウォーターサーバーと、省エネモデルのウォーターサーバーがあります。省エネサーバーの場合は、初回金に7,000円が別途必要です。
■通常サーバー
500mlあたり 81.6円
・初期費用 0円
・サーバーレンタル費用 0円 ※例外あり
・お水代 12L 1,250円 ×2本 = 2,500円
・お水の配送料 0円
・電気代 約1,000円
・イヤーメンテナンス 5,000円/年 →月割りで417円/月
合計:約3,917円+税/月
■省エネサーバー
500mlあたり 71.2円
・初期費用 0円
・サーバーレンタル費用 0円 ※例外あり
・お水代 12L 1,250円 ×2本 = 2,500円
・お水の配送料 0円
・電気代 約500円
・イヤーメンテナンス 5,000円/年 →月割りで417円/月
合計:約3,417円+税/月
※省エネサーバーを使用する場合は初回金7,000円+税が必要です。
1年間ウォーターサーバーを使用したと仮定して、月割りした583円を足すと、約4,000円+税/月となります。500mlあたり83.3円です。
2.アクアクララ
ウォーターサーバーは全て省エネ仕様で、電気代が安いのが特徴です。しかし、毎月のサーバーメンテナンス料「あんしんサポート料」が1,000~1,500円必要です。
■アクアアドバンス(カラー8色展開)
500mlあたり 88.5円
・初期費用 0円
・サーバーレンタル料 0円(※ドレスアップサーバーは除く)
・お水代 12L 1,200円 ×2本 = 2,400円
・お水の配送料 0円
・電気代 約350円
・あんしんサポート料 1,500円
合計:約4,250円+税
■アクアスリム(床置き型)
500mlあたり 85.4円
・初期費用 0円
・サーバーレンタル料 0円
・お水代 12L 1,200円 ×2本 = 2,400円
・お水の配送料 0円
・電気代 約700円
・あんしんサポート料 1,000円
合計:約4,100円+税
■アクアスリムS(卓上型)
500mlあたり 91.7円
・初期費用 0円
・サーバーレンタル料 0円
・お水代 12L 1,200円 ×2本 = 2,400円
・お水の配送料 0円
・電気代 約1,000円
・あんしんサポート料 1,000円
合計:約4,400円+税
3.アルピナウォーター
お水代は業界最安値です。
ただし、エリアによって配送料や配達されるお水が変わるため、月額料金は変動します。省エネモデルのウォーターサーバーがないので電気代はやや高め。サーバーレンタル料も発生します。
アルピナウォーターの配送エリアの詳細は、アルピナウォーター公式サイトをご参照ください。
■関東エリアでウォーターサーバー使用
500mlあたり 72.6円
・初期費用 0円
・サーバーレンタル料 572円
・お水代 12L 948円 ×2本 = 1,896円
・お水の配送料 0円
・電気代 約1,000円
合計:約3,468円+税
■関東以外の本州でウォーターサーバー使用
500mlあたり 75円
・初期費用 0円
・サーバーレンタル料 572円
・お水代 8L 686円 ×3本 = 2,058円
・お水の配送料 0円
・電気代 約1,000円
合計:約3,630円+税
■北海道・四国・九州でウォーターサーバー使用
500mlあたり 85.2円
・初期費用 0円
・サーバーレンタル料 572円
・お水代 8L 686円 ×3本 = 2,058円
・お水の配送料 459円
・電気代 約1,000円
合計:約4,089円+税
結果は下記のようになりました。
業者/価格(税別) | 月間トータルコスト | 500mlあたりの価格 |
---|---|---|
クリクラ(通常サーバー) | 3,917円 | 81.6円 |
クリクラ(省エネサーバー) | 3,417円 (+初回金7,000円) | 71.2円(83.3円) |
アクアクララ アクアアドバンス | 4,250円 | 88.5円 |
アクアクララ アクアスリム(床置き型) | 4,100円 | 85.4円 |
アクアクララ アクアスリムS(卓上型) | 4,400円 | 91.7円 |
アルピナウォーター(関東) | 3,468円 | 72.6円 |
アルピナウォーター(関東以外の本州) | 3,630円 | 75円 |
アルピナウォーター(北海道・四国・九州) | 4,089円 | 85.2円 |
月額費用の最安値はクリクラ(省エネサーバー)でした。
しかし前述の通り、クリクラの省エネサーバーは初回金が7,000円必要です。このコストを考慮して計算すると、地域によってはアルピナウォーターの方が安くなります。
■関東エリア
クリクラ(省エネサーバー)導入から10年まではアルピナウォーター(関東エリア)が安いです。
かなり長いスパンでの話ですが…関東エリアでRO水のウォーターサーバーを使うなら、アルピナウォーターがとてもお得だということがよく分かるかと思います。
■関東以外のエリア
1~2年の間ならばクリクラ(省エネサーバー)より、アルピナウォーターの方が安いです。
3年以降はクリクラの省エネサーバー初回金7,000円が割安になっていき、クリクラの方がお得になります。長期的に見ると関東エリア以外の人はクリクラがおすすめです。
アクアクララは、月額メンテナンス料のあんしんサポート料が意外と高くついてしまうようです。
しかし、アクアクララには充実のサポート体制や豊富なデザイン、マイルが貯められるなど、2社にはないメリットもあります。
次に、価格以外の要素を比較してみます。
デザインは?~サーバーの種類数比較~
インテリアにもこだわりたい方や、ひと目に触れる場所にウォーターサーバーを設置する予定の法人・個人事業主の方などは、ウォーターサーバーのデザインも気になるところだと思います。
デザイン比較は、アクアクララの圧勝かと思います。
クリクラとアルピナウォーターは白のウォーターサーバーのみですが、アクアクララは全8色のカラフルなモデルやキャラクターデザインもあります。
1.クリクラ
通常サーバーも省エネサーバーも、床置き型か卓上型かのみ選べる仕様で、デザインは白いシンプルなもののみです。
■サーバーのデザイン数:4種
・通常サーバー(カラー:1色/床置き or 卓上)
・省エネサーバー(カラー:1色/床置き or 卓上)
2.アクアクララ
8色から選べるアクアアドバンス、白いボディのアクアスリムにくわえて、限定販売のキャラクターパネルもリリースしています(2017年は、進撃の巨人モデル、チャプリンモデルの取り扱いあり)。
■サーバーのデザイン数:11種~
・アクアアドバンス(カラー:8色/床置き)
・アクアスリム(カラー:2色/床置き)
・アクアスリムS(カラー:1色/卓上)
・限定キャラクターパネル(時期によってデザイン数変動)
3.アルピナウォーター
選べるのは床置き型か卓上型かのみ。カラーはどちらも白無地です。
■サーバーのデザイン数:2種
・床置き型サーバー(カラー:1色)
・卓上型サーバー(カラー:1色)
特に女性の方や、店舗などに設置予定の方は、サーバーの見た目も大切な検討条件かと思います。アクアクララのデザインの豊富さは魅力ですね。
水の種類は?~硬度比較~
クリクラとアクアクララが、一度ろ過した水にミネラルをくわえたデザインウォーターなのに対し、アルピナウォーターはろ過後にミネラルを添加しないピュアウォーターです。
クリクラとアクアクララは一般的なミネラルウォーター(いろはすなど)に近い硬度に調整されているので、日本人が飲みなれた味わいです。
アルピナウォーターは、純水(真水)に近い状態にされているので、ほぼ無味無臭です。無添加の手作り化粧水に使えたり、洗顔に使えたりといった「飲む」以外の使用もできます。
成分表 (100mlあたり) |
クリクラ | アクアクララ | アルピナウォーター |
---|---|---|---|
硬度 | 30mg/L | 29.7mg/L | 1mg/L以下 |
カルシウム | 0.66mg | 0.98mg | 0.02mg |
ナトリウム | 0.5mg | 0.5mg | 0.06mg |
カリウム | 0.17mg | 0.17mg | 0.01mg |
マグネシウム | 0.33mg | 0.12mg | 0.01mg |
3社とも硬度の低い軟水なので、赤ちゃんのミルク調乳用にも問題なくお使いいただけます。
お水のノルマはある?~月々の必要購入数比較~
一人暮らしの方や、出張・旅行などでお水の使用量が変動しやすい方は、月々のお水のノルマも確認しておくと安心です。
実は3社とも毎月のノルマは設定されていません。
その代わり、お水を注文しなかった月も別途費用は発生します。
1.クリクラ
3ヶ月のご利用本数が6本(12L×6本=72L)未満の場合、サーバーレンタル代1,000円+税が発生
つまり、1ヶ月に2本(24L)ペースで使用していればサーバーレンタル代は発生しません。
2.アクアクララ
月間のノルマはないが、水を注文していない月もあんしんサポート料(1,000~1,500円+税)は発生
3.アルピナウォーター
月間のノルマはないが、水を注文していない月も月額サーバーレンタル料(572円+税)は発生
クリクラならば、1ヶ月だけお水の注文を休んでも翌月・翌々月合わせてお水を6本買えば、追加費用は発生しません。
アクアクララとアルピナウォーターは、なるべくお水の配達をお休みしないようにするのがおすすめです。
解約金はかかる?~早期解約手数料比較~
早期解約手数料は、クリクラのみ無条件で無料です。
アクアクララとアルピナウォーターも、他社ウォーターサーバー会社よりは条件がゆるめです。
クリクラとアクアクララは無料お試しができるので、まずはお試ししてみると安心です。
1.クリクラ
・早期解約手数料 なし
・無料お試し あり(通常お試し+クリクラママキャンペーン)
2.アクアクララ
・早期解約手数料 契約から6ヶ月未満の場合、3,000円+税
・無料お試し あり
3.アルピナウォーター
・早期解約手数料 契約から1年未満の場合、4,762円+税
・無料お試し なし
クリクラとアクアクララは無料お試しをする方が多いので、まずは使ってみるのが良いでしょう。アルピナウォーターはランニングコストが非常に安いので、解約をせずに長く使えば非常にお得です。
また、クリクラには妊産婦~1歳未満の赤ちゃんがいる家庭限定の「クリクラママ」という無料お試しプランがあります。
最大9本(108L)のお水が無料でもらえるので、対象の家庭にはおすすめです。
まとめ~総合比較~
各項目で条件を比較してみて、クリクラ・アクアクララ・アルピナウォーターがそれぞれそんな方に向いているのかをまとめました。
1.クリクラ
総合的なコストパフォーマンスが良いのは、さすがウォーターサーバー業界大手といったところ。サーバーデザインにこだわらず、安さで選ぶならクリクラが良いでしょう。
■メリット
・関東エリア以外ではトータルコスト最安値(関東は10年以上使えば最安値になる)
・無料お試しあり
・解約手数料なし
■デメリット
・サーバーのデザインが少ない
・3ヶ月に6本のお水を注文しないとサーバーレンタル料が発生する
2.アクアクララ
トータルコストではクリクラ・アルピナウォーターに劣るものの、ウォーターサーバーのおしゃれさやバリエーションは随一。店舗や来客の待合室など、ひと目に触れる場所で使う場合におすすめです。
■メリット
・サーバーデザインが豊富
・無料お試しあり
■デメリット
・3社の中ではトータルコストがやや割高
・早期解約手数料がかかる
3.アルピナウォーター
トータルコストは地域によってはクリクラに軍配が上がりますが、お水代は圧倒的最安値。お水代重視で選びたい法人や個人事業主の方にも向いています。
■メリット
・お水代は最安値
・関東エリアで使用の場合、トータルコスト最安値
・珍しいRO水「ピュアウォーター」を取り扱う
■デメリット
・サーバーのデザインが少ない
・北海道・四国・九州エリアはお水の送料が発生し、割高になる

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