天然水とRO水の違い・入門書ーウォーターサーバー初心者も3分で分かる

ウォーターサーバーの豆知識

天然水とRO水の違い

ウォーターサーバーを検討して調べ始めると「天然水」「RO水」という水の種類があることに気づき、違いは何だろうと疑問に思う人が多いと思います。

特に、RO水とはウォーターサーバーについて調べるまではなかなか聞かない言葉なので、イメージがしづらいかと思います。

天然水はその名の通り、自然から湧き出た地下水を原水とするお水です。RO水は、RO膜という特殊なフィルターで不純物を99.9%ろ過したお水です。それぞれ、味わいや価格帯に違いがあります。

今回は、ウォーターサーバーの検討を始めたての方も分かりやすいように、水の違いと選び方をご紹介します。

天然のミネラルが豊富な天然水

森の中のグラス

富士山麓や南アルプスなど、特定の採水地で採れた地下水を飲用にろ過・加工をした水を「天然水」と呼びます。

ミネラル成分を多く含み、自然の中で長い年月をかけてろ過された原水の味わいが残されているため、採水地によってミネラル成分や味わいが異なります。

飲用できる水にするまでの処理に手間がかかるため費用はRO水よりやや高めですが、多くの日本人がおいしいと感じる水です。

また、硬度50~60mg/L以下のお水なら赤ちゃんに与えてもOKです。硬度が低いものであれば、体に負担がかかりません。

■天然水のメリット
○採水地ごとの味わいが楽しめる
○ミネラル成分を多く含む

■天然水のデメリット
△RO水に比べてコストが高い
△RO水に比べて賞味期限がやや短い

天然水にも種類がある

グラスを持つ女性

天然水を更に細かく分類すると、「ナチュラルウォーター」と「ナチュラルミネラルウォーター」という2種類に分けられます。

これらは、農林水産省の「ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン(PDF)」によって、下記のように定義づけられています。

■ナチュラルウォーター
特定の水源から採水された地下水を原水とし、沈殿、ろ過、加熱殺菌のみ行ったもの

■ナチュラルミネラルウォーター
ナチュラルウォーターのうち、地下から地表に浸透する際に地層中のミネラル成分が溶け込んだ原水を使用したもの

日本で販売されている、一般的にミネラルウォーターと呼ばれる水は「ナチュラルミネラルウォーター」が多いです。

ナチュラルミネラルウォーターは地層中のミネラルも溶け込んでいるため、ミネラルが豊富な水です。近年は、美容やダイエットのために水を飲む方も増えてきているので、ナチュラルミネラルウォーターが好まれる傾向にあります。

ナチュラルミネラルウォーターの中で、ミネラル含有量が多いものを硬水、少ないものを軟水と呼びます。

硬水と聞くと、飲みづらそうと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、日本国内で販売されているウォーターサーバーはほとんどが軟水なのでご安心ください。

豆知識:なぜ日本の水は軟水が多いのか

日本のナチュラルミネラルウォーターのほとんどは軟水ですが、欧米では硬水が多いです。例えば、日本でも流通しているコントレックスやエビアンは、フランスの硬水ミネラルウォーターです。

硬度の違いは、水が生み出される自然環境によって生まれます。

日本はミネラルが少ない火山の山脈地帯が多く、水がどんどん下流に流れていきます。すると、地中に滞留する時間が短くなり、水に溶け込むミネラル分が少なくなります。

一方、欧米ではミネラルが多く含まれる石灰の平野が多く、水が長く地中に留まります。よって、ミネラルがたくさん溶け込んだ状態で採水されます。

水の味が気になる方は、無料お試しキャンペーンを利用してみると良いでしょう。天然水の無料お試しをしているブランドは少ないですが、富士山麓の天然水を扱う「ふじざくら命水」では、バナジウム天然水のお試しができます。

ご参考までに、コンビニエンスストアなどでも販売されているペットボトル飲料の硬度をご紹介します。水の硬さの目安にしてみてください。

市販のミネラルウォーターの硬度(参考)

■軟水

  • 南アルプスの天然水(約30mg/L)
  • クリスタルガイザー(約32mg/L)
  • い・ろ・は・す(約30mg/L)
  • おいしい水 六甲(約32mg/L)
  • ボルヴィック(60mg/L)
  • 富士山麓のおいしい天然水(63mg/L)

■硬水

  • エビアン(304mg/L)
  • コントレックス(1468mg/L)

ちなみに、農林水産省の定義の「ミネラルウォーター」とは、ナチュラルミネラルウォーターを更に化学処理し、ミネラル成分の調整やブレンドを行ったものを指します。品質を安定させるために、化学処理を施した水です。

純度の高いRO水

水が注がれたグラス

原水をRO膜(逆浸透膜)というフィルターでろ過した水です。RO膜は0.0001ミクロンという非常に微細な膜で、海水から真水が作れるほどの高い浄化力を持っているフィルターです。

汚れや不純物だけでなく、放射能物質や環境ホルモンなどの有害物質も99.9%除去できるという技術力から、国際宇宙ステーションでも活用されています。

原水の種類を問わず不純物を一度すべて取り除くので、安心安全、かつ天然水に比べてコストが安いことが特徴です。

一方、ミネラルが除去される=味がなくなる、ということですので、天然水と比べて味に深みがない、味気ないと感じる方もいます。

味の違いが気になる方は、RO水ウォーターサーバーブランド大手のクリクラアクアクララでは無料お試しができるので、まずはトライアルしてみると良いかもしれません。

■RO水のメリット
・不純物を取り除くので安心
・天然水に比べてコストが低い

■RO水のデメリット
・天然水に比べてミネラル成分が少ない場合が多い
・天然水に比べて味わいが物足りないと感じる人もいる

RO水にも種類がある

水が入ったコップを持つ母娘

天然水と同様、RO水にも精製の方法によって2種類に分類されます。

■ピュアウォーター
不純物やミネラル成分などを取り除き、限りなく純水(真水)の状態になった無味無臭の水です。

赤ちゃんのミルクを作る際は水道水を一度沸騰させて冷ましてから作りますが、ピュアウォーターは沸騰させずにそのまま使用してもOKです。

■デザインウォーター
ピュアウォーターに人工的にミネラル成分をプラスした水です。日本人が飲みなれた硬度(20~30mg/Lくらい)に調整したものが多く、飲みやすいと感じる方が多いです。

ウォーターサーバーのRO水は、飲みやすい味わいのデザインウォーターが採用されているものが多いです。

ピュアウォーターを扱う代表的なウォーターサーバーは「アルピナウォーター」です。不純物が入っていないため、手作りの無添加化粧水づくりにも使える点などが魅力です。

また、「クールクー」のような定額ウォーターサーバーも、ピュアウォーターを取り扱っている場合が多いです。クールクーは水道水直結のウォーターサーバーで、サーバー内のRO膜で浄水ができるサービスを提供しています。

わたしに合うのは天然水?RO水?

天然水 RO水 比較

これらの違いをふまえて、天然水とRO水それぞれに向いている方は下記の通りです。

天然水がおすすめの方

■おいしい水が飲みたい
自然から生まれた天然水の味わいは、RO水にはない魅力です。また、採水地によって味わいが異なるので、水を味で選べる楽しさもあります。

■健康・美容のためにミネラルを取りたい
最低限の殺菌・浄化でミネラル成分を残した天然水は、様々な栄養成分が含まれています。

RO水がおすすめの方

■不純物などが含まれていない安全性を重視したい
高度な浄化処理をされたRO水は、放射能物質やウイルスが99.9%除去されているので限りなく安全です。

■コストを抑えたい
天然水に比べて、RO水のウォーターサーバーの方がリーズナブルな場合が多いです。

天然水とRO水の違いを知った上で、ウォーターサーバーを使用する上で何を重視したいかを考える際に参考にしてみてください。

次に、天然水とRO水の代表的なウォーターサーバー会社を3社ずつ比較してみました。各社の特徴はこちらからご参照ください。