肩こりの原因は水分不足?水を飲むと楽になるかもしれない理由とメカニズム

肩こりに悩む女性

肩こりに悩む人は国内で6割以上いると言います。

デスクワークや車の運転で同じ姿勢でいることが多く、肩だけでなく首や背中もつらいので整体やマッサージ、ヨガなどに通っている…という方も多いようです。

筋肉のこりは、マッサージや運動などで外部からほぐすことも効果があります。一方、血流を良くしたり、デトックスをしたりすることで体の内部からも解消できます。

血行促進とデトックスを同時に行うことができ、最も手軽に取り入れられる方法は水を飲むことです。

特に、現代人は日頃摂取する水分量が少ないと厚生労働省の調査で分かっています。しっかり水分摂取をして体質改善をすることで、肩や首のこりを治せるかもしれません。

今回は、水を飲むことで肩こりが治るメカニズムと、効果的な水の飲み方をまとめてみました。

水を飲むと肩こりが改善できる理由

コップを持って悩む女性

水を飲んで肩こりが治る理由は、血行と老廃物の排出を促進できるからです。

肩こりの原因となることはたくさんありますが、根本的な原因の多くは血流の悪さ老廃物が溜まっていることです。

例えば、同じ姿勢で長時間いると、肩の筋肉が緊張して体内の血流が滞ります。

そうすると、血液に乗せて運ぶ栄養が肩まで行き渡らない上に、筋肉疲労によって溜まる乳酸などの老廃物も流れづらくなってしまいます。この悪循環によって、肩こりという痛みやだるさを感じます。

姿勢の悪さや身体の冷えから肩こりになるのも、この血行不良と老廃物の滞りが原因です。

水を飲むと体の中で何が起きるか

水を飲むことで、まず血液がスムーズに体内を循環するようになります。

血液は体内に栄養を運び、身体の老廃物を組織から受け取って排出器官に運ぶ役割を担っています。血流が良くなることでこの双方の働きを正常に行うようになります。

神経や筋肉の働きを良くするカルシウムやマグネシウム、血行を良くするビタミンEなどの栄養がしっかり肩の筋肉にも供給されることで、肩の疲労を緩和します。

そして、血流循環によって肩の筋肉に溜まった老廃物も排出するようになり、疲労物質も方に溜まらないようになります。

水分が足りていない状態だと、血液がドロドロになります。すると、血液の圧を上げることでドロドロの血液をなんとか身体にめぐらそうとするため、高血圧になってしまいます。

ストレスが原因で肩こりになる場合もある

痛みに耐える女性

過度なストレスが原因で肩こりを引き起こす場合もあります。これは、自律神経の乱れが原因となっている可能性が高いです。

自律神経は交感神経と副交感神経の相対的な神経を指します。日中などの活動中や緊張している時は自律神経が優位になり、夜などのリラックス時には副交感神経が優位になります。

しかし、日常的に緊張するシーンが多かったり大きなストレスが掛かると、交感神経が過剰に働き、自律神経のバランスが崩れます。

そうするとリラックスしている間にも交感神経が優位になり、自己治癒を高める副交感神経が十分に働かなくなります。

この反応によって筋肉が緊張状態になり、疲労も溜まりやすくなることで肩こりになってしまいます。自律神経失調症の人の中には肩こりに悩む人が多いです。

自律神経の乱れも血行不良が原因となる場合があるので、水分不足の人は水を飲むことで症状が緩和する可能性があります。特に、副交感神経を優位にする効果がある白湯を飲むのがおすすめです。

しかし、自律神経の乱れが慢性化している場合や、精神疾患が深刻な場合などは医師のもとで治療を行う必要があります。心療内科などに相談してみることをおすすめします。

水分摂取で押さえておきたい3点

水を飲む女性

より効率的に血流を良くするには、下記3点のポイントを押さえて水を飲んでみることをおすすめします。身体に負担をかけずにしっかり水分摂取ができます。

  • 1日1.5~2リットルの水を飲む
  • こまめに水を飲む
  • ジュースやコーヒーではなく「水」を飲む

1日1.5~2リットルの水を飲む

ペットボトルとグラスの水

人間の身体は汗や尿などによって1日に約2.5リットル以上の水分を失っています。

そのうち、1~1.3リットルほどは食事や水分代謝によって水分補給ができます。なので、残りの水分は水を積極的に飲むことで摂取する必要があります。ここから、1日に最低限摂っておきたい水分量は1.5リットルと言えます。

夏や運動をした際などは汗によってより多くの水分を失うので、2リットルほど水を飲めば安心です。

1日4リットル以上の水は飲まないように

水を大量に飲むと、体の中のナトリウム濃度が低くなり(低ナトリウム血症)、水中毒になるリスクがあります。

水中毒とは、脳や内臓、筋肉がむくんでしまうことです。脳がむくむと頭痛、肺がむくむと呼吸困難、心臓がむくむと心不全になってしまうリスクがあり、大変危険です。

また、体内の水分量が増えることで血液量も増えます。そうすると、血液循環を行うポンプとしての役割を担う心臓に負担がかかります。結果、不整脈になどの心疾患を引き起こす可能性も高くなります。

水分代謝を上げることで痩せやすい体つくりをする水ダイエットを行う人も、1日に飲む水の量は2~3リットルを目安としています。

こまめに水を飲む

マグカップを持つ女性

水分摂取は一度にたくさん行うのではなく、コップ1杯(200ml)の水を1日に7~8回に分けて飲むようにしましょう。前述の水中毒になることを避けられます。

また、水を飲む間隔が空くと、途中で喉が渇いてしまいます。喉が渇いた時点では軽い脱水症状になっているので、なるべく常に水分が足りているようにすることが大切です。

こまめに水を飲めば、1度に飲む水分量はコップ1杯程度で十分足ります。

特に水を飲んでおきたいタイミング

水をこまめに飲むにあたって、なるべく水を飲んでおくべきタイミングがあります。それが、寝起き、入浴の前後、寝る前です。

人間は寝ている間に汗腺が活発に働き、コップ1杯以上の水分を失います。睡眠中に脱水になると寝付きが悪くなる可能性もあるので、寝起きと寝る前にはしっかり水分摂取をしておくことが望ましいです。

また、10~15分ほど湯船に浸かると500ml以上の水分を失います。特に脱水に陥りやすいタイミングなので、入浴の前と後も水分補給を忘れないようにしてください。

就寝前後・入浴前後を押さえた上で、1日8回の水分補給をするスケジュールを考えてみました。例えば、このようなペースで水を飲んでみてください。

■1日にコップ8杯の水を飲むスケジュール例

1.寝起き
2.朝食前
3.昼食前
4.ティータイム
5.夕食前
6.入浴前
7.入浴後
8.寝る前

1日1.5~2リットルの水を飲むと聞くと「大変そう」と感じる人もいるかもしれません。

しかし、このように2~3時間に1度の水分摂取を具体的にイメージしてみると、無理なく飲めそうだと感じるかと思います。

しっかり水が飲めるようになると、2~3時間に1度トイレに行くようになっていくかと思います。体内の老廃物が排出できているサインなので、デトックス効果を実感しやすいと思います。

ジュースやコーヒーではなく「水」を飲む

水が注がれたグラス

ジュースやコーヒーなどを飲んでも問題ありませんが、水分補給として飲むのは「お水」が最も適しています。味のある飲み物を飲みすぎると、かえって水分不足になる可能性があります。

ジュースなどの糖分がたくさん入っている飲み物は、消化する際に水分を使うので、余計に喉が渇いてしまいます。

コーヒーなどのカフェインが豊富な飲み物は利尿作用があるので、摂取した水分を積極的に排出してしまいます。

味のある飲み物はほどほどにして、しっかりと水も飲むようにすることが望ましいです。

筋肉の緊張を和らげる「炭酸水」

炭酸水には血流を良くする効果疲労回復効果があるので、肩や首のこりに悩む人にもおすすめです。

炭酸水の中に溶け込んでいる二酸化炭素が血液中に入ると、血液中の二酸化炭素濃度が上がり、より酸素を取り込もうとして血管が拡張します。それによって血流が良くなります。

この効果は、炭酸水を飲んで内側から摂取しても、炭酸風呂に入るなどで体外から摂取することもできます。炭酸風呂は、お風呂に炭酸ガス入りの入浴剤を入れて作るのが手軽でおすすめです。

炭酸水を飲む場合は、コーラやソーダなどの糖分が多いものではなく、お水に炭酸が入っただけのシンプルなものが水分補給には最適です。

コンビニなどでも変えるようになってきましたが、よりミネラル豊富な天然水が飲める炭酸水ウォーターサーバーもあります。

浅田真央さんがブランドパートナーのウォーターサーバーkirala(キララ)では、500mlあたり111円~で炭酸水が作れます。

自宅でできたての炭酸水を飲める上に、肩こりに効くカルシウムやマグネシウムもお水から摂取できます。

肩こり解消に効く栄養・ミネラル

肩こり解消のために、血液に乗せて運ぶ栄養素も十分に摂取しておくとより効果的です。

肩こりに効果がある栄養やミネラルと、その効果をまとめました。

■ビタミン

・ビタミンE
毛細血管を広げて血行を促進する効果があります。肩の筋肉にも運ばれると、肩こり解消の効果が期待できます。アーモンドやうなぎなどに多く含んでいます。

・ビタミンC
ビタミンEと同じ血行促進に効果に加えて、ストレスから体を守るために消費するという機能があります。柑橘類やブロッコリー、いちごに豊富に含んでいます。

・ビタミンB1
代謝アップと疲労回復の効果が期待できます。糖質をエネルギーに変えて筋肉にも供給してくれます。豚肉などに多く含んでいます。

・ビタミンB12
赤血球を作り出す働きや、神経機能を正常にする働きがあります。不足すると貧血になったり、神経の回復作用が下がるので肩こりや神経痛になり、肩こりにも繋がります。

■カルシウム・マグネシウム

骨を上部にするイメージのカルシウムは、筋肉の収縮を使うためにも消費します。

血液中のカルシウムが不足すると、骨の中のカルシウムが溶け出すことで補います。この状態が続くと、過剰にカルシウムが溶け出すようになってしまい、筋肉を固くしてしまうことで肩こりに繋がります。

一方マグネシウムには、筋肉の収縮や血圧を正常に保つほか、カルシウムを定着させる効果があります。カルシウムとマグネシウムは一緒に摂取することが望ましいです。

カルシウムは牛乳や大豆、マグネシウムはナッツや海藻類に多く含んでいます。

お水を飲むことで血流を良くするだけでなく、血液に乗って巡る栄養素もしっかり摂ることで、体質改善につながります。

毎日飲む水をナチュラルミネラルウォーターにしてみる

川辺の女性

肩こりを和らげるために食事や運動などに気をつけるのにくわえて、天然ミネラルが豊富なナチュラルミネラルウォーター(天然水)を飲むこともおすすめです。サプリメントより手軽にミネラルが摂取できます。

水道水などと違い、自然の地下水を原水とするナチュラルミネラルウォーターは良質なミネラルが豊富です。

さきほど肩こりに効果的な栄養素として説明した、カルシウムとマグネシウムがたくさん溶け込んでいるものも多いです。

ミネラルの多さを重視すると、コントレックスなどの硬水がおすすめですが、日本人は軟水を飲み慣れているので、硬度が高すぎるお水を毎日飲むのがつらいという人もいます。

硬水が苦手な人は、中軟水(硬度60~120mg/L)を選ぶと飲みやすいです(→硬水と軟水の違いとは)。

スーパーやコンビニなどで販売しているミネラルウォーターの硬度は30mg/L程度の軟水多いです。いろはすやクリスタルガイザーの硬度もこれくらいです。

もう少し硬度が高めの軟水を飲む場合は、ウォーターサーバーでお水を定期購入すると便利です。

中軟水を扱うウォーターサーバー3社

中軟水のナチュラルミネラルウォーターを扱う代表的なウォーターサーバー会社は、下記3社です。

いずれも複数種類のお水を選べるので、他のお水と飲み比べることも可能です。

コスモウォーター
日田天然水「日田の誉(硬度 62mg/L)」という天然水を取り扱っています。カルシウムやマグネシウムだけでなく、免疫力向上や抗癌作用がある有機ゲルマニウム、美容効果があるシリカも含んでいます。

■プレミアムウォーター
採水地:金城の天然水(硬度 83mg/L)を取り扱っています。シリカや炭酸水素イオン、温泉にも含まれるサルフェートなど、溶け込んでいるミネラルの量だけでなく種類も豊富です。

■フレシャス
静岡県で採水した「FRECIOUS朝霧高原(硬度 85mg/L)」という天然水を取り扱っています。健康効果があるバナジウムを3社の中で一番多く含有しています。

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