妊娠中におすすめのミネラルウォーター つわりを和らげる飲み物とは?
妊娠中は汗をかきやすいうえに血流が悪くなりやすいので、普段より多めに水分補給をする必要があります。
水分を積極的に摂って、血液の循環を良くすることで、体の中や赤ちゃんにも栄養が行き届きやすくなります。
マタニティママが水分補給をする、という観点で水分補給に適しているのはお水です。
糖分が多いジュースなどは消化する際に水分を使ってしまうので、飲みすぎると逆に水分不足になるリスクがあるからです。
お水と一言で言っても、ミネラルウォーターや水道水などさまざまな種類の水があります。
今回は妊娠中に飲むお水について、特にミネラルウォーターについて調べてみました。
最後には、つわり(悪阻)を楽にする飲み物もまとめています。
ミネラルウォーターを飲んでも良い?
結論から言うと、妊娠中でもミネラルウォーターを飲んで大丈夫です。
赤ちゃんに飲ませる粉ミルクでは硬度の高いミネラルウォーターを避けた方が良いですが(未発達の内臓に負担をかけてしまいます)、お母さんが硬水を避ける必要はありません。
よって、硬水でも軟水でもお好きな水を飲んで大丈夫です。
ただし、つわりがある時に硬水を飲むと気持ち悪くなる人もいるので、日常的に飲むなら日本人が飲みなれた軟水をおすすめします。
硬水と軟水は、水の中に溶け込んでいるミネラル成分の量によって分類します。
ミネラルの量は「硬度」で表示します。
例えば、いろはすやクリスタルガイザーは硬度30mg/Lの軟水、コントレックスは1468mg/Lの硬水です。
国内で製造しているお水や水道水はほとんどが軟水なので、日本人が飲みなれているお水は軟水です。
コントレックスやエビアンなどの硬水ミネラルウォーターは、ヨーロッパ産のミネラルウォーターです。
硬水にはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富に溶け込んでいるので、健康や美容効果も期待できます。
しかし、その分ミネラルの苦みやクセのある味わいが強く、苦手な日本人も多いです(→硬水と軟水の詳しい違いはこちら)。
ちなみに、コンビニやスーパーで買えるミネラルウォーターの硬度は下記のとおりです。軟水や硬水の定義は、WHO(世界保健機関)の基準に基づいています。
硬度 | WHOの定義 | 日本で市販されているミネラルウォーター |
---|---|---|
軟水 | 60mg/L以下 | 南アルプスの天然水(約30mg/L) い・ろ・は・す(約30mg/L) クリスタルガイザー(約32mg/L) |
中程度の軟水 | 60~120mg/L | ボルヴィック(60mg/L) FIJI Water(106mg/L) |
硬水 | 120~180mg/L | ドクターシリカウォーター(136mg/L) |
程度の強い硬水 | 180mg/L~ | エビアン(304mg/L) コントレックス(1468mg/L) |
硬水のミネラルウォーターには便秘解消効果があるので、妊娠中に便秘に悩んでいる場合は、寝起きにコップ1杯飲むだけで効果が出る人もいます。
ただし、妊娠中に硬水を飲む際は、普段以上に無理のない範囲で飲むように気をつけてください。お腹が弱い人が飲むと下痢になる可能性もあります。
また、硬水を飲みすぎると腎臓に負担がかかります。これらの理由から、コップ1杯程度から始めてみるのが良いかと思います。
安心して飲むことができるのは軟水です。
水道水は飲んでも良い?
日本の水道水であれば、妊娠中に飲んでも問題ありません。
「ウォーターサーバーと水道水、安全性の違いは?」という記事でも解説しましたが、日本の水道水は世界トップレベルの安全性を確保しているからです。
ただし、妊娠中の味覚や嗅覚の変化によって、カルキ臭が普段以上に気になる人も多いです。
飲みづらい場合は、カルキ抜きをすれば飲みやすくなるかと思います。
気をつける必要があるのは、水道水を沸騰させてカルキ抜きをする場合です。
温かい飲み物を作る際などは煮沸が手軽に思えますが、10~30分以上沸騰させ続けないと有害物質トリハロメタンの量が倍増してしまいます。
トリハロメタンには発がん性があるので、特に妊娠中には摂取を避けた方が安心です。
また、沸騰させると水道水の中に含んでいるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルも減ってしまいます。
カルキ抜きの方法は煮沸以外にも、炭やレモンを入れたり、汲み置きしたりといろいろあるので、一番負担が少ないと感じる方法を実践してください。
あわせて読みたい:
水道水のカルキ抜きのやり方と落とし穴-お金がかからない方法・楽な方法
水の飲み方を工夫しやすいウォーターサーバー
人によっては妊娠中に水が飲みたくなくなる人もいます。
食事や水分補給がつらくても、母子のために最低限の水分をするため、飲みやすい飲み物や飲み方を試行錯誤する必要が出てきます。
そんな時に手軽に水を飲める方法の一つに、ウォーターサーバーがあります。
手軽さのポイントは、お水が定期的に届くことと、給水口からお水とお湯がすぐに出せるようになることです。
■お水が定期的に届く
ウォーターサーバー業者のほとんどに、お水のボトルを定期的に届けてくれるプランがあります。
お水をネット通販で注文したり、スーパーでペットボトルを買ったりする必要がなくなるので、時短にも繋がります。
■お水とお湯がすぐに出せる
ウォーターサーバーの大きなメリットの一つが、冷水と温水がすぐに使えることです。
質の良いお水をこまめに飲みやすかったり、妊婦に優しいハーブティーをすぐに淹れられたり、というメリットがあります。
ウォーターサーバーで飲めるお水には、天然水とRO水という種類があります。
日本のウォーターサーバーのお水はどちらも軟水なので、好みで選んで問題ありません。
また、どちらも硬度60mg/L以下のお水であれば赤ちゃんのミルク調乳にも使えるので、出産後はミルク作りの時短にも重宝します。
天然水とRO水、どっちにする?
天然水とはその名の通り、富士山麓などの自然環境から採水したお水を飲み水にしたものです。天然ミネラルが入った軟水で、日本人が「おいしい」と感じることが多いお水です。
RO水とは、RO(逆浸透)膜というフィルターで放射能物質などの不純物を99%以上取り除いたお水です。不純物をほぼ全て取り除くという安全性がメリットです。
■天然水のメリット
○採水地ごとの味わいが楽しめて、日本人が「おいしい」と感じるお水が多い
○天然ミネラルを含んでいる
■天然水のデメリット
△RO水に比べてコストが高い
△硬度60mg/Lの場合は赤ちゃんのミルク用に不向き
初めて天然水のウォーターサーバーを使う場合は、天然水の種類が選べる業者で飲み比べてみるのも良いかもしれません。
いつでも届けてもらう天然水の種類を変えられるので、最初に全種類のお水を順番に飲んでみて、飲みやすかった種類で継続するという人も多いです。
例えば、ウォーターサーバーのデザインがおしゃれなプレミアムウォーターや電気代が圧倒的に安い節電サーバーが選べるフレシャスでも、3種類の天然水を扱っています。
一方、ウォーターサーバーの費用を抑えたいのであれば、RO水がおすすめです。
■RO水のメリット
○放射能物質などの不純物を99%以上取り除くので安心
○天然水に比べてコストが低い
■RO水のデメリット
△天然水に比べて味わいが物足りないと感じる人もいる
△ピュアウォーターの場合、お水から栄養を摂取できない
RO水のウォーターサーバー大手クリクラとアクアクララでは、ウォーターサーバーの無料お試しができます。
また、RO水の一種にピュアウォーター(純水)という、ミネラルなどをほぼ全て取り除いたお水があります。
妊娠中は無味無臭のお水の方が飲みやすいという方もいるので、より口当たりがやわらかいお水が飲みたい場合はピュアウォーターもおすすめです。
全国展開でピュアウォーターのウォーターサーバーを扱うアルピナウォーターなら、最安値500mlあたり39円でピュアウォーターが飲めます。
つわりを和らげる「炭酸水」
マタニティママの口コミを調べていると、つわりの症状を和らげるために下記のような飲み物を飲んでいました。
■つわりが和らぐ飲み物
- 柑橘系ジュース(オレンジジュースなど)
- ハーブティー(ルイボスティー、ローズヒップティーなど)
- 生姜湯
- 果実酢(りんご酢など)
- スポーツドリンク
- 炭酸水(ソーダなど)
- 氷(アイスボックスなど)
この中でも炭酸水は、口や胃の中がさっぱりして飲みやすいです。
清涼感のあるレモンソーダや、吐き気を止める効果がある生姜が入ったジンジャーエールなどを飲む方が特に多いようです。
しかし、市販の炭酸飲料は糖分が多く含んでいるので、飲みすぎないように注意する必要があります。なるべく無糖の炭酸水を飲むことをおすすめします。
天然水で炭酸水が作れるウォーターサーバー
無糖の炭酸水を作れる珍しいウォーターサーバーもあります。浅田真央さんとパートナー契約をしているkirala(キララ)です。
天然水を冷水と温水で飲めるだけでなく、リーズナブルな炭酸水キットを使うことで手軽に炭酸水を作れます。
最安プランで500mlあたり111円+税と、コンビニのペットボトルと同等の価格で冷水・温水・炭酸水を自由に飲めるので、美容に関心が高い方にも評判です。
炭酸水の作り方は、浅田真央さんのメイキング動画でも見ることができます。
好みで炭酸の強さを調整できるので、弱めの炭酸が良い人・強めの炭酸ですっきりしたい人の双方のニーズに応えられるサーバーです。
レモンや生姜を少し加えてオリジナルの炭酸水を作って、飲み比べてみると良いと思います。
天然水の硬度も28mg/Lと低めなので、出産後も赤ちゃんのミルク調乳用に安心して使えます。
妊娠はもちろんカフェインやアルコールを摂らないようにすると思いますが、コーヒーや紅茶以外にもカフェインを含む飲み物があります。
それが、ココアとコーラです。
実はココアとコーラには抹茶と同じくらいのカフェインが入っており、ウーロン茶や紅茶よりカフェイン含有量が多いです。
甘いものが飲めるようになってきたタイミングでココアを飲んだり、炭酸を飲むとスッキリするからとコーラをたくさん飲んだりすることは避けた方が安心です。
次は、妊産婦~赤ちゃんのママ向けのお得なプランを提供するウォーターサーバー業者の比較記事です。
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