むくみの原因と根本的な解消法 体質改善で顔・足・手も全て治す
むくみに悩む人は、帰宅後にブーツが脱げないくらい足がパンパン、朝起きて顔やまぶたが腫れている、手がむくんで指輪が外せないなど、日常で困ることが多いです。
むくみとは、血管内の水分が血管外に漏れて、皮下組織に溜まっている状態です。
静脈やリンパに水が溜まっている状態なので、水を飲みすぎないようにしているという声も聞きます。
しかし、実際は水分を控えるのはむくみが悪化する可能性があります。
今回は、むくみの原因と正しい解消法についてまとめました。
むくみの原因は生活習慣、もしくは病気
むくみの原因は、生活習慣が原因の場合と病気が原因の場合があります。
生活習慣が原因の場合は、溜まった水分を排出したり、むくみにくい生活習慣を心がけることで改善できます。
しかし、病気が原因の場合は心臓・腎臓・肝臓の疾患などの疑いがあるので、専門医への相談が必要です。
特に足を中心に下半身に強いむくみが出る場合は、病気が原因の可能性があるので注意が必要です。
一方、最も一般的な生活習慣の原因は4つあります。
長時間同じ姿勢でいる
デスクワークや立ち仕事など、同じ姿勢の仕事をしている場合は、血液やリンパの循環が滞ってむくみやすくなります。
水は体内でも上から下に流れるので、この場合は足がむくむ場合が多いです。
あまりに長時間座った姿勢を続けると、足の静脈に血栓ができて、肺に到達して呼吸困難に陥ってしまうエコノミー症候群になってしまいます。
休憩を取って軽く歩いたり、机の下で足首を回して、少しでも血液が循環するように心がけると軽減できます。
筋力の低下
運動不足や、ダイエットによってタンパク質が不足して筋肉が弱くなると、むくみの原因になります。
血液などの体内の水分を体中にめぐらせる時、骨格筋がポンプのように収縮することでサポートしています。
体全体の筋力が低下していると代謝が下がり、体内の水分のめぐりが滞るのでむくみやすくなります。
筋力の低下は冷え性や低体温症にも繋がるので、適度に運動をすることをおすすめします。
アルコールの摂取
飲み会の翌朝に目覚めたら顔やむくんでいた、という経験がある人も多いかと思います。
お酒を飲んで、血中のアルコール濃度が上がることでもむくみやすくなります。
血液中のアルコール濃度が上がると、静脈やリンパでの水分の処理が追いつかなくなり、むくみに繋がります。
また、お酒を飲んでトイレが近くなることで水分が多く体外に排出されることも、むくみを引き起こします。
月経(生理)前のホルモンの影響
生理前3~5日前は黄体ホルモンの影響で、体内に水分を溜め込もうとします。
程度には個人差はあり、顔だけ軽くむくむという人もいれば、全身がむくんで体重が増加する人もいます。
黄体ホルモンが原因のむくみは、生理が始まるとスッと解消します。
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むくみを改善する方法
むくみを改善するためには、血行促進がカギになります。
血行を促進するためには、下記3点に気をつけることが効果的です。
■むくみを改善する3つのポイント
- こまめな水分補給
- 体を温める
- 適度に運動する
こまめな水分補給
「むくみは水分が体内に溜まっている状態だから、水分補給は控えたほうが良い」と考える人もいるかもしれませんが、水分不足はむくみの原因になります。
水分不足になると、身体は水分を体内に満たすためにより溜め込もうとしてしまいます。
むしろ、身体の中で水分を循環させるためにも、水分はしっかり摂る方が望ましいです。
気をつけるべきなのは、水分の摂り方です。水分はこまめに飲むのが大事です。
一気に水を飲むと、身体が一度で水分を代謝しきれずにむくみやすくなります。あまりに大量に水を飲むと水中毒になるリスクもあります。
1日に飲むべき水分量は約1.5リットル。2~3時間に一度、コップ1杯の水を飲むのが理想です。
このペースで水を飲むとトイレに行く回数が増え便秘も解消しやすくなります。
この水を飲む→排出する、という水分のめぐりを作るが重要です。
体を温める
体の冷えは、血流の悪化につながります。
温かい食べ物や飲み物を摂る、暖かい服装をする、湯船に浸かるように心がけることで血液がめぐりやすくなります。
特に筆者がおすすめするのは、寝起きと寝る前に50℃前後の白湯(湯冷まし)を飲むことです。
白湯は家でも気軽に作れて、水分補給をしながら体を暖められます。
基礎代謝が上がる効果もあるので脂肪燃焼しやすい体になるメリットもあり、ダイエット中の人にもおすすめです。
適度に運動する
前述の通り、筋肉は体内の水分循環のためのポンプの働きをするので、適度な運動をするのがおすすめです。
筋肉を適度につけることで、むくみにくい体質になります。
日常で運動を取り入れるのであれば、電車通勤の場合は1駅手前で降りて歩いてみたり、家事をする際につま先立ちをしてみるなど、簡単にできるところから始めてみても良いと思います。
また、血行促進という観点からはストレッチやマッサージも効果的です。
次は、水美容に関する記事です。
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