ワンウェイ・リターナブルの違い-ウォーターサーバー初心者も3分で疑問解決

ウォーターサーバーの豆知識

ワンウェイとリターナブルの違い

ウォーターサーバーの検討を始めると、初めて聞く用語がいくつか目に入ると思います。筆者が最初に「?」と感じたのは、「ワンウェイ方式」「リターナブル方式」でした。

ワンウェイ方式・リターナブル方式とは、ウォーターサーバーのお水が入っている容器の種類のことです。大まかに言うと、ワンウェイ(=片道)は使い捨て容器リターナブルは再利用する容器のことを指します。

どちらが優れているということはなく、導入場所(ご自宅やオフィス、店舗など)や検討ポイントによって、どちらを選ぶかは変わってきます。

今回は、ウォーターサーバーについて調べ始めたばかりの人にも分かりやすいように、それぞれの違いを解説します。

ワンウェイ・リターナブルの違いをざっと見る

それぞれの特徴を表に記したので、まずはこれらの内容を見ていきます。

ウォーターサーバーを比較検討し始めてから「これは何が違うんだっけ?」と思い出せないことがあっても、この表をパッと見れば違いが分かるようにまとめています。困ったら下記を参照してください。

種類 ワンウェイ方式 リターナブル方式
タイプ 使い捨て 再利用
容器の種類 ペット素材ボトル、ビニールパック
ワンウェイボトルとビニールパック
ガロンボトル
リターナブル
使用後の空ボトル リサイクルごみとして破棄 新しいボトル配達時まで保管後、交換
コスト 高め 安い
サーバーへの設置方法 サーバー内設置、足元交換タイプもあり
キララ ウォーターサーバー
サーバー上部設置(サーバーの外)
クリクラ ウォーターサーバー
配送 外部の宅配業者 自社スタッフ(商品知識あり)
不在時の配達 不在票を投函、ご自身で再配達依頼 専用ボックスなどに新しいボトルを入れ、空ボトルは回収
宅配エリア 全国対応 まれに一部エリアのみの場合あり

これらの特徴を、順番に見ていきましょう。

使い捨てのワンウェイボトルと、再利用のリターナブルボトル

ゴミ出しをする女性

■ワンウェイ方式
多くはペットボトルと同じPET素材で作られており、キャップとボトル本体を分別して捨てることができます。

分別が面倒、ゴミが増えるという口コミもありますが、水を使い切ったらすぐに捨てられるのが楽だという意見が多いです。

一方、メーカーによっては「ボトルを潰すのに力が要る」という声もあります。そこで、最近は真空状態のビニールパックを採用する業者も増えてきました。

軽量な上にボトルを潰す手間も不要、ゴミも少なくて済むという点が好評です。

■リターナブル方式
使い終わった後も殺菌洗浄して再利用します。空ボトルを入れておく専用バッグを玄関などに置いておき、新しいお水が届いた際に交換してもらいます。

空ボトルを保管するスペースを確保する必要がありますが、環境に優しくゴミも出ない点がメリットです。

POINT

ワンウェイボトルのメリットは、資源ごみとして捨てられること。デメリットは、分別の手間とゴミが増えること。

リターナブルボトルのメリットは、ゴミが少なくて済むこと。デメリットは、空ボトルの保管スペースが必要なこと。

コストはワンウェイ方式よりリターナブル方式が安い

電卓を持つ女性

コストについては、ボトルを再利用するリターナブル方式のほうが比較的安いです。

例えば、同じ天然水をワンウェイ・リターナブルから選べるアクアセレクトでは、500mlあたりの価格に14円の差がつきます。1ヶ月に42リットル使えば、リターナブルの方が1,176円安くなります。

このように、お水をたくさん使う人にとっては数円の価格差も大きいので、大家族や法人利用の方はリターナブル方式を選ぶケースが多いです。

法人利用の場合は、リサイクルボトルを使っているということで環境に配慮している企業だとアピールできる効果もあります。

POINT

お水のコストを抑えたい人はリターナブル方式を選ぶべし。

サーバーのデザイン性や独自機能があるのは、ワンウェイ方式

リターナブル方式の大半は、ウォーターサーバー上部にボトルを乗せるように設置します。

クリクラ ウォーターサーバー

サーバーの外にウォーターボトルがむきだしになっていて、見慣れた(イメージしやすい)ウォーターサーバーの外見だと思います。リターナブル方式で比較的サーバーがおしゃれなのは、アクアクララです。

アクアクララ ウォーターサーバー

全8色から選べるので、お部屋のイメージに合う色や好きな色をチョイスすることができます。

一方、ワンウェイ方式はウォーターサーバーの中に容器を入れることが多いです。完全にサーバーの中に容器が隠れるものもあり、一見ウォーターサーバーと分からないようなデザインもあります。

例えば、家具ブランドcadoやamadanaとコラボしているプレミアムウォーターや、フレシャスのデザイナースモデルのサーバーは人気です。

プレミアムウォーター cadoモデル(赤)

フレシャス デュオ

インテリア重視の方や、お客様の目に触れる場所に設置予定の店舗や企業は、ワンウェイ方式だとデザイン選択の幅が広がります。

サーバーがスリムなビニールパック

ビニールパック容器にお水が入っているワンウェイ方式サーバーは、お水の量が少なく軽量なことが多いです。一般的なウォーターボトルの容量は12リットルですが、ビニールパックは7~8リットルくらいです。

お水が軽いので交換が楽というメリットはもちろん、サーバーのスリム化が可能になったという魅力もあります。

例えば、浅田真央さんがブランドパートナーのkirala(キララ)のウォーターサーバーは、薄さ18cm。

通常、ウォーターサーバーの厚みはお水のボトル分の幅を最低確保しなければいけないので、30cmを超えるのが普通です。キララはビニールパックを採用することで、ここまでのスリム化に成功しています。

キララ ウォーターサーバー

省スペースなだけでなく、ウォーターサーバーもスタイリッシュですね。

女性にもありがたい「足元交換タイプ」

今まではお水ボトルをサーバー上部に設置するものしかありませんでした。

10リットル前後のボトルを胸の高さまで持ち上げて交換するのは、女性にとってはちょっと大変で「旦那にお願いしないといけない」という口コミも度々ありました・・・。

そこで開発されたのが、足元でお水ボトルを交換できる「足元交換タイプ」のサーバーです。女性でも片手で楽に交換ができると、口コミでも高評価です。

コスモウォーター 足元交換サーバー

足元交換タイプのサーバーを初めて作ったのはコスモウォーターです。12リットルボトルも、足元交換タイプなら交換の負担が軽くなります。

POINT

デザイン性を求めるならワンウェイのおしゃれサーバーもチェック。

お水交換が簡単なのは、軽量ビニールパック足元交換タイプのサーバー。

宅配で届くワンウェイ方式、不在時も水を置いてくれるリターナブル方式

配送スタッフの男性

■ワンウェイ方式
お水はウォーターサーバー業者のスタッフではなく、外部の宅配業者(佐川急便やヤマト運輸など)が宅配で届けてくれるケースがほとんどです。

配送網が広いので、全国配送可能な場合が多いです(北海道、沖縄、離島などは一部例外あり)。

基本的には直接受け渡しで、不在時には不在票が入り、そこからご自身で再配達依頼をします。一般的な宅配便と同じ配送と思ってもらえれば大丈夫です。

配達日時指定ができるウォーターサーバー業者も増えてきましたが、一部は未対応、もしくは時間帯のみ対応などの制限があります。不在がちな方は、念のため確認すると良いかもしれません。

■リターナブル方式
お水配達はウォーターサーバー業者のスタッフが直接行ってくれます。新しいお水の配達だけでなく、空ボトルの回収も行う必要があるからです。

不在時にもボトル交換ができるように、玄関先などに置く専用バッグを借りる場合が多いです。そこに空ボトルを入れた状態で外出すれば、不在時も空ボトルを回収した上で新しい水を置いていってくれます。

置いてあるボトルへのいたずらが不安、という口コミも時に見かけますが、再配達の手間が不要で楽という声もあります。

また、配達をしてくれるスタッフの方は研修を受けて商品知識もあるので、ウォーターサーバーについての質問や相談にも応じてくれます。初めてのウォーターサーバーで不安な方にもおすすめです。

■まれに、配送地域が限られるリターナブル方式

リターナブル方式は、空ボトルを回収して洗浄するために工場へ持ち帰らなければならないため、ウォーターサーバー業者の拠点周辺に配達エリアが限られる場合があります。

しかし、リターナブル方式大手のクリクラアクアクララは全国配送に対応していますし、RO水最安値のアルピナウォーターリターナブル非対応のエリアではワンウェイプランを利用できるようにすることで全国対応しています。

地元密着のウォーターサーバー業者以外は、基本的に全国対応可能と思っていただいて問題ないかと思います。

POINT

宅配便の配送に慣れているならワンウェイ方式が楽。

直接スタッフの方への相談ができる安心感や、再配達不要という楽さをとるならリターナブル方式がおすすめ。

よくある疑問

その他、口コミなどでよく見かける疑問や不安点をまとめてみました。

衛生的なのはどっち?

ワンウェイボトルは、ボトル内に空気が入らないようになっていると聞きました。

ということは、リターナブルボトルは空気が入って雑菌が増えやすいの?

私は、ワンウェイボトルやビニールパックは水漏れがしやすいと聞きました。

リターナブルボトルは再利用される前提で作られているので、丈夫で安心だと。

お水の衛生面については、どちらも高い水準で水質を守っているのでご安心ください。

■ワンウェイ方式
ワンウェイボトルで最近多いのは、水が減っていくとボトルがへこんでいき、最後にはぺしゃんこになるタイプです。

ボトルがへこんでいく音が気になるという口コミもありますが、空気が極力入らないようになっている安心感もあります。寝室に設置予定など、音が気になる人は真空ビニールパックタイプがおすすめです。

また、どちらも簡単に潰せる素材なので刃物などで破ることはできますが、普通に使っていれば水漏れは起こらない強度です。

■リターナブルボトル
一定の空気は入りますが(給水時に空気が入る「ボコボコ」という音を聞いたことがある人もいるかもしれません)、雑菌を除去するフィルターを通した空気しか入らないようになっています。

空気が入ることで水質が落ちないようにしっかり配慮されているので、ワンウェイボトルと同様、最後までおいしい水が飲めます。

再利用されるリターナブルボトルは汚い?

再利用のリターナブルボトルは、使い捨てのワンウェイボトルに比べるとやっぱり衛生面が不安。

新しいお水ボトルが届く時、たまに傷が入っているんですが・・・大丈夫なんでしょうか?

リターナブルボトルの洗浄はとても高度、かつ環境に配慮した洗浄技術で行っています。

再利用するという性質上、ボトルの外側に傷が入っている場合もありますが、ボトルの品質に問題があるボトルは破棄されているのでご安心ください。

例えば、アクアクララのリターナブルボトルは、食器洗い洗剤で有名なライオン株式会社と共同開発した「O2CleanR®」という除菌洗浄剤を使用しています。

塩素系の薬剤を使わず、同様の洗浄力がある過酸化水素による除菌・洗浄ができる洗剤で、汚れだけでなく臭いも取り除けます。洗浄後は酸素や水に分解されるので、環境にも人体にも優しい洗剤です。

クリクラでは、ボトルの扱いや水を作る工程を見ることができるクリクラ工場見学を定期的に行っています。

厳しい基準で行っている製造工程を一般市民にも開放し、納得した上で利用してもらえる取り組みと言えます。

まとめ:私に合うのはワンウェイ?リターナブル?

以上の内容をふまえて、ワンウェイ方式とリターナブル方式が向いている人は下記のとおりです。

■ワンウェイ方式が向いている人

  • 空ボトルは保管せず、すぐに捨てたい
  • おしゃれでスリムなサーバーが良い
  • お水交換が楽な方が良い

マンション住まいや小さな店舗など、使用済みボトルの保管スペース確保が難しい場合はワンウェイ方式がおすすめです。

また、12リットルのボトル交換が不安な場合は、ビニールパックや足元交換タイプのサーバーも見てみると良いでしょう。

■リターナブル方式が向いている人

  • お水代を安く抑えたい
  • ボトル保管スペースは確保できるので、ゴミを減らしたい
  • 業者スタッフの人に直接相談できると安心

水の使用量が多い方やオフィス・店舗では、ウォーターサーバーのコストの中で大半を占めるお水代を安くできるリターナブル方式がおすすめです。

何かあればコールセンターだけでなく、配達スタッフの方にも直接相談できるのも安心です。