低体温を改善する、最も手軽でお金の掛からない温活方法 原因別まとめ
平均体温が36度を下回る低体温の人が増え、一時期は「温活」という言葉も流行しました。
体温が下がると血流が悪くなったり、免疫力が落ちたりする症状が出て、さまざまな体の不調につながります。
血流が悪くなると代謝が落ちるので、太りやすくなったり肌荒れやくすみの原因にもなります。
低体温は、ダイエットや美容の大敵です。
また、免疫力が落ちると風邪などの病気にかかりやすくなるだけでなく、自律神経が乱れて自律神経失調症や生理不順などの原因になることもあります。
さらに、頭痛持ちの人の中には自律神経が乱れ気味の人も多いです。
しかし低体温はすぐに改善することは難しく、生活の中で体温上昇に効く習慣を取り入れて継続する必要があります。
そこで今回は手軽で続けやすく、なるべくお金の掛からない、低体温を改善する方法を原因別にまとめました。
目次
低体温の原因別に改善方法を考える
現代人が低体温になっている主な原因は、大きく分けて下記3つです。
■低体温の主な原因
- 筋肉量が減っている
- 体温を生み出す栄養が不足している
- ストレス
現代人は運動不足の傾向があり、一昔前より筋肉量が低下しがちです。熱を生み出す筋肉が減ることで、低体温になっているケースが多いです。
筋肉を作るタンパク質や、体内で等をエネルギーに変える=熱を生み出す亜鉛やマグネシウムなどの栄養も、加工食品を多く食べるようになった現代人に不足しがちです。
また、ストレスを大きく受けると血行不良などの体の不調が現れる場合があります。ストレスによる血流の悪化から、低体温気味になる人もいます。
これらの原因別に低体温の改善方法を調べました。
筋肉量を増やす:運動+効率を上げる方法
筋肉量を増やすには、もちろん運動をするのが一番です。
毎日ハードな筋トレをする必要はありませんが、体温を上げるという観点で言うと、大きな筋肉がついている太ももを中心に下半身を鍛えるのがおすすめです。
ウォーキングをしてみる(歩く機会を増やしてみる、から始めても良いと思います)、家事中につま先立ちをするように心がける、スクワットを寝る前にしてみるなど、続けやすい方法を取り入れるのが良いです。
また、筋肉の成長を促して効率的に筋肉量を増やすためには、成長ホルモンの分泌を促進することが大切です。
成長ホルモンは、睡眠中に最も多く分泌します。よって、低体温を改善するためにはしっかり睡眠をとるのがおすすめです。
その際、寝る直前に食事をしない、湯船に浸かる入浴をすることで睡眠の質を上げると、睡眠中の成長ホルモン分泌をさらに促すことができます。
寝る前に胃が消化活動をしていると、成長ホルモンが十分に働きません。
湯船に浸かって体を温めると成長ホルモンが多く分泌するようになり、温活の観点から見ても効果的です。
タンパク質やミネラルを摂取する食事:ミネラルウォーターもあり
筋肉を作り出すタンパク質、熱を作り出す亜鉛などのミネラルを摂取するには、食事のバランスを整えることが大切です。
■タンパク質を摂取する
現代人の食生活は、炭水化物が多く、タンパク質が少ない傾向があります。
コンビニご飯を買う時は、パンやおにぎりではなくお弁当にする、サラダチキンや卵などのおかずも買うなど、バランスに気をつけてみると良いです。
また、ジュースを飲む人は、タンパク質が豊富な豆乳に変えてみるのもおすすめです。植物性タンパク質が摂れて、美肌などの美容効果も期待できます。
■ミネラル(亜鉛、マグネシウムなど)を摂取する
亜鉛は牡蠣や鶏肉、マグネシウムはアーモンドなどのナッツ類に多く含んでいます。
これらを食事に積極的に取り入れられれば一番理想ですが、毎日少しずつ摂取するならミネラルウォーターという手もあります。
ミネラルウォーターにはマグネシウムを始めとしたミネラルが溶け込んでいます。
一度に摂取できるミネラル量は食材より少ないですが、毎日、継続的にミネラルを摂ることができる点がメリットです。
また、コンビニなどで売っているミネラルウォーターには少ないですが、亜鉛も溶け込んでいるミネラルウォーターもあります。
入手しやすいところでいうと、天然水のウォーターサーバーなどがあります。
亜鉛とマグネシウムを含む天然水のウォーターサーバー
亜鉛もマグネシウムも含む天然水が飲めるウォーターサーバーは下記2社です。
■プレミアムウォーター(→公式サイトはこちら)
選べる3種類の天然水の中で、「富士吉田」というお水には亜鉛・マグネシウムが入っています。
市販のいろはすなどに近い硬度(ミネラル量)なので、飲みやすいです。
■Kirala(キララ)(→公式サイトはこちら)
浅田真央さんがブランドパートナーを務めているウォーターサーバーブランドです。
亜鉛やマグネシウムだけでなく、美容ミネラルのシリカやダイエットミネラルのバナジウムも豊富に含んでいます。
また、代謝を上げるダイエット効果がある炭酸水も作れます。
参考:炭酸水でキレイになる 美容に効く炭酸水の効果を最大限引き出す方法
ストレスを緩和する:副交感神経に働きかける
ストレスによって心身が不調な人の多くは、ストレスによる緊張状態が長く続き、交感神経が過剰に働いている状態です。
本来、交感神経は副交感神経とセットでバランス良く働き、心身を健康に保ちます。
興奮したり緊張したりする交感神経が過剰に働き、リラックスする副交感神経が優位になる時間が少ないと、低体温の引き金になってしまうケースがあります。
その結果、寝付きが悪くなって十分に心身を休められなくなり、より疲れが溜まっていくという悪循環になっている人も多いです。
副交感神経を優位にするには、リラックスする時間を取るのが一番です。
入浴はもちろん、寝る直前にスマホを見ないようにするのも睡眠の質が上がるので効果的です。
また、より温活に直結しやすい方法は、白湯を飲むことです。
50℃前後の白湯をゆっくり飲むだけで副交感神経が優位になり、身体も温めることができます。
寝る前に飲めば睡眠の質も高まり、一番体温が低い朝に飲めば起き抜けに体を温めることができます。
便秘解消やダイエット効果もあるので、特に女性にはメリットが多いです。
ミネラルが溶け込んだ天然水の白湯を飲み始めれば、より効果的です。
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白湯ダイエットにウォーターサーバーが便利すぎるらしい-効果と飲み方
最後に:体温を上げるメリット
低体温=体が冷えることでさまざまなデメリットがあることを冒頭で紹介しました。
逆に、平均体温を上げる=免疫力や代謝をアップして得ることができるメリットを最後にまとめておきます。
■体温を上げるメリット
- 風邪などの病気になりにくくなる
- がんになるリスクが下がる
- 痩せやすくなる
- 冷え性が改善する
- 便秘が改善する
- 血行不良による頭痛が治る
- 美肌になる
- ストレス耐性が上がる
健康な体の中にもがん細胞は存在します。がん細胞は35℃前後まで体温が下がると活動が活発になります。低体温の改善は、さまざまな病気だけでなくがん予防のためにも重要です。
さらに、血液循環が良くなると代謝もアップするので、痩せやすくなったり肌のターンオーバーを促進したりと、美容効果も期待できます。
また、自律神経が乱れにくくなることでストレスに強くなるなど、心身に多くのメリットがあります。
平熱が低い人は、できることから少しずつ温活を始めてみるのが良いと思います。
実は私も毎日朝晩に白湯を飲みはじめて、少しずつ平熱を上げている最中です。
ちなみに私は整骨院で「自律神経が乱れがち」とも指摘されていて、寝付きもあまり良くありませんでした。
しかし、寝る1時間前はスマホを見ないようにして白湯を飲むようにしたら寝付きが良くなったので、温活のさまざまな効果を実感中です。
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