ウォーターサーバーの臭いは防げる 臭いの原因とセルフメンテナンス

鼻をつまむ女性

時折見かける「ウォーターサーバーから出る水が臭い」という口コミ。お水の臭いの原因は、水自体の場合とサーバーのにおいの場合があります。

最近のウォーターサーバーはサーバー内部を自動洗浄する機能などが充実しており、安全性が高まっています。しかし、セルフメンテナンスは定期的に行う必要があります。

ウォーターサーバーの臭いのほとんどは、セルフメンテナンスで防ぐことができます。

今回はウォーターサーバーに臭いが発生してしまう原因と、セルフメンテナンスのコツを調べました。

カビ臭さの原因

カビ

ウォーターサーバー内に自動洗浄機能などが搭載してあるウォーターサーバーも増えてきているにも関わらず、「水がカビ臭い」という口コミを度々見かけます。この原因は2つ考えられます。

1.給水口などの外部パーツのお手入れ不足

ウォーターサーバーのセルフクリーニング機能は、サーバー内部のタンクを衛生的に保つものです。給水口などのパーツのお手入れはご自身で行う必要があります。

給水口やボトル設置部分の水気をこまめに拭き取って清潔にしておけば、カビが発生する可能性は限りなく低くなります。

2.お水の保存状態が悪い、もしくはサーバー設置から長期間が経過している

ウォーターサーバーのお水は外部の空気が入らないように、もしくは空気中の雑菌を除去するフィルターを通した空気しか入らないようになっています。

しかし、ウォーターサーバーの水は水道水とは違って塩素などの薬品が入っていない分、賞味期限が短めです。

水の種類にもよりますが、開封後の賞味期限は2週間~1ヶ月です。賞味期限を過ぎた水を飲んでいる場合は水質が変化し、あまりにも長期間たったお水は臭いが変わる可能性もあります。

また、直射日光が当たる場所や高温多湿の場所に保管することも、水が痛みやすくなる原因です。

お水ボトルを室温以下で日が当たらない場所に保管し、なるべく早く飲むように気をつければ、お水は美味しく飲むことができます。

薬品やプラスチックの臭いの原因

困った女性

お水から薬品のような、もしくはプラスチックのような臭いがする原因は、大きく2点あります。

1.新品のサーバーの臭い

臭いに敏感な人は、新品のウォーターサーバーのプラスチック臭が気になる場合があります。

ウォーターサーバーに限らず、新品の電化製品を購入した時に「新品の臭い」を感じる場合があります。ウォーターサーバーも、その臭いが水にうつる可能性があります。

これは水を数回循環すれば改善されるので、最初にお水をコップ3~4回分ほど出してから様子を見てみることをおすすめします。

2.コップやセルフクリーニング時の洗剤の臭い

ご自身でウォーターサーバーのお手入れをする時に、給水口などの掃除に中性洗剤を使うとより衛生的です。

しかし、まれにこの洗剤がしっかり落とせておらず、ボトルから通ってきたお水に臭いが移ってしまう場合があります。

また、コップに食器洗い洗剤が若干残っていたというケースも、少ないとは言えあります。

洗剤っぽい臭いがすると感じた場合は、再度給水口を水拭きしたり、コップを替えるとすぐに改善できます。

よくある疑問:水のボトルやビニールパックの臭いがうつる?

ウォーターサーバーボトル

お水のボトルやビニールパックの臭いが水に移るのでは?という不安の声を見かけることがありますが、結論から言うとその可能性は極めて低いです。

当たり前ですが、お水のボトルやビニールパックには臭いがほとんどない素材を使用しています。

例えば、使い捨てのワンウェイボトルに関しては大半が市販のペットボトル飲料と同じPET素材です。ビニールパックは匂い移りがしづらいポリエチレンを使用しています。

再利用型のリターナブルボトル(ガロンボトル)は、繰り返し利用できる強度を保つためにポリカーボネートという素材を使用している場合が多いです。ボトル洗浄時も、臭いが残る薬品は使用していません。

例えばRO水ウォーターサーバー大手のアクアクララでは、臭いがある塩素系薬剤は一切使わず、食器洗い洗剤で有名なライオン株式会社と共同開発した酸素系の洗剤を使用しています。

独自の酸素洗浄は塩素系薬剤と同等の除菌効果があり、除菌後は酸素と水に分解されるので環境にも優しいです。もちろん、異臭もありません(→詳細はライオンの酸素系洗浄剤「O2Clean」公式サイトにて)。

ポリカーボネートは人体に影響があるという噂

リターナブルボトルの素材ポリカーボネートは、化学物質ビスフェノールAが溶け出して危険だという噂があります。

しかし、私達が一生涯リターナブルボトルで水を飲んでも、健康に影響は出ないのでご安心ください。

ビスフェノールAについては厚生労働省も調査中の状況ですが、人体に影響がない量は既に判明しており、耐容一日摂取量も2.5μg/mlと定めています。

※耐容一日摂取量とは、毎日摂取しても一生涯人体に影響が現れない容量を指します。

更に、ビスフェノールは高温になると溶け出しやすくなる物質ですが、基本的に常温の状態のリターナブルボトルを使う分には問題ないです。

温水を出す時も、ボトルの水がそのまま温水になるのではなく、一度ウォーターサーバー内の温水タンクに貯水されたうえでお湯になるので、心配はありません(→ウォーターサーバーから温水が出る仕組み)。

よくある疑問:水に白いものが浮いている?

お水のボトルの中に、何か白い塊?粒?が浮いている、という声が時々ありますが、これは水に溶け込んだミネラルが個体になったものです。

ミネラルとは、カルシウムやナトリウムなどの栄養分なので、もちろん人体に悪影響はありません。

この「ミネラルが浮いている」状況はとても珍しいので、見たことがないという方が大半かとは思います。もし見かけてもご安心ください。

どうしても気になる場合はサーバー交換を

配達

どうしてもウォーターサーバーの臭いが気になる場合は、ウォーターサーバー会社に相談してみてください。

最近では、サーバー自体の交換対応をしてもらえる会社も多いです。

ウォーターサーバー会社のスタッフの方がお水の配達に来てくれる場合は、お水配達の際にスタッフの方にサーバーを見てもらってもいいと思います。

宅配業者ではなく、ウォーターサーバー会社の方がお水の配達をしてくれるのはリターナブル方式のウォーターサーバーがほとんどです。新しいお水のお届けだけでなく、空ボトルの回収も必要だからです。

リターナブル方式のウォーターサーバーには、年に1回サーバーメンテナンス交換をしてくれるクリクラや、サーバーを新品と交換してくれるアルピナウォーターなど、メンテナンスが手厚い業者も多いです。

臭いを防ぐウォーターサーバーのお手入れ方法

掃除をする女性

前述の通り、ウォーターサーバーの臭いの大半はセルフメンテナンス不足によって発生します。

ウォーターサーバーのお手入れのポイントは下記3点です。

1.給水口と受け皿は1日1回拭き取る

1日使い終わって寝る前などに、給水校と受け皿を拭き取るようにすると水垢やカビの発生を防ぐことができます。

可能であれば、台所用洗剤などの中性洗剤を少量つけたふきんで拭いたり、アルコールスプレーなどで消毒するのが望ましいです。その後、キッチンペーパーや清潔なふきんで拭き取ります。

洗剤を使用した場合は、洗剤が残らないように濡れた付近で2度以上拭き取るようにしてください。

また、給水口の内部も綿棒などで拭き取って汚れが溜まらないようにするのが大事です。

2.ボトルやビニールパック交換時に接続部を拭き取る

ウォーターボトルを設置する部分や、ウォーターパックのニードル部分も、お水を交換する際に乾拭き+アルコール消毒でお手入れをすると安心です。

お水交換のたびに拭き掃除をすれば、1ヶ月に1回以上の頻度でお手入れができるかと思います。

豆知識:臭いの感じ方の個人差

水を飲む母と娘

臭いの感じ方というのは、個人差があります。臭いに敏感な人もいれば、そこまで気にならない人もいるので、判断が難しいものです。

また、水の温度によっても臭いの感じ方が変わります。水温が高い方が臭いや味覚がわかりやすくなるので、「ウォーターサーバーのお湯だけ臭いが気になる」という口コミも時折見かけます。

ウォーターサーバーの温水タンクに異常がある場合は、サーバーを交換すれば改善できます。しかし、ウォーターサーバーの温水は雑菌が繁殖できない70~90℃なので、通常は温水タンクにカビが発生することはありません。

気になる場合は水の臭いも嗅いでみる、紙コップに入れて嗅いでみるなどで確認してみるといいかもしれません。

どうしても気になる場合は、すぐにウォーターサーバー業者へ問い合わせて相談すれば対応してもらえます。

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