ウォーターサーバーのトラブル一覧&予防方法まとめ 解約やレンタル条件など
ウォーターサーバーが普及してから、トラブルやクレームについての情報も目にする機会が増えました。
ウォーターサーバーは冷水もお湯もすぐに出せて便利ですが、レンタルの料金体系や使用方法がメーカーによって異なるので、契約前に確認が必要です。
契約前に確認をすることで未然に防ぐことができるトラブルも、実は多いです。
今回はウォーターサーバーに関するトラブルやクレームについてまとめて、それらの予防方法を調べました。
目次
解約や休止時に手数料(違約金)がかかった
ウォーターサーバーを短期間で解約する場合や、2ヶ月以上のお水の配達を休止する場合は手数料がかかる場合が多いです。
■早期解約手数料
早期解約手数料が発生する期間や価格は業者によってまちまちですが、条件が高いプランだと3年以内に解約で20,000円+税の手数料がかかるところもあります。
初めてウォーターサーバーを検討する方など、不安な方は無料お試しができるウォーターサーバーで事前にトライアルすると安心です。
ちなみに、早期解約手数料が一切かからないのは、RO水ウォーターサーバー大手のクリクラのみです。
■休止手数料
ウォーターサーバーの多くはお水が定期的に届くので、お水を買う手間が省ける点がメリットです。
その反面、お水の注文数にノルマがある業者もあります。最も多いノルマは、1ヶ月に24リットル以上のお水の利用という条件です。
1ヶ月24リットル、つまり1日あたり0.8リットル消費する計算です。
しかし、多くのウォーターサーバー業者では1ヶ月だけお水の定期配送をお休みすることができます。このシステムを配送休止や配送スキップといいます。
もしくは旅行や出張でお水の消費量が変動する可能性がある人は、1ヶ月の配送スキップをうまく使うと、無理なくお水を消費できます。
ただし、2ヶ月以上休止した場合は、2ヶ月目から800~1,000円の休止事務手数料がかかる場合があるので注意が必要です。
2ヶ月以上お水の配送をお休みする可能性がある人は、お水のノルマがないウォーターサーバーも検討するのがおすすめです。
主要なウォーターサーバー業者では、老舗のアクアクララやアルピナウォーターがノルマなしです。
参考:ノルマなしのウォーターサーバー比較と、配送スキップでゆっくり利用する方法
ウォーターサーバーにはクーリングができるケースがあります。
それが、試飲会での契約と当選商法です。
業者の事務所「以外」の場所で声をかけられて契約をした場合、法律上では訪問販売の位置づけになるのでクーリングオフの対象となることがあります。
8日以内に書面によってクーリングオフを行うことで、早期解約手数料などの違約金が発生しないのはもちろん、商品の引き取り送料なども業者負担で契約を解除できます。
ただし、ネットから申し込んだ場合などはクーリングオフすることは非常に難しいです。
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解約金が安いウォーターサーバーまとめ サーバー交換手数料や休止手数料も比較
お水がカビ臭い、変なにおいがする
ウォーターサーバーの故障などにのトラブルよってお水が臭い時は、ウォーターサーバーの無料交換をしもらえます。
ただし、ウォーターサーバーが届いたばかりのお水からプラスチック臭がするのは、製品の新品の匂いの場合もあります。
水を数回循環すれば改善されるので、最初にお水をコップ3~4回分ほど出してから様子を見てみてください。
ちなみに、ウォーターサーバーのお水の臭いの原因は、多くがセルフメンテナンスが不十分ということです。
ウォーターサーバーの内部は自浄クリーニング機能によって衛生的に保たれますが、給水口などの外部パーツは日常的に水気を拭き取る必要があります。
給水口や受け皿は、寝る前などの1日ウォーターサーバーを使い終わった後に水気を拭き取ることで、水垢やカビの発生を予防できます。
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ウォーターサーバーの臭いは防げる 臭いの原因とセルフメンテナンス
お湯や水がぬるい
ウォーターサーバーの故障で常に水やお湯の温度がおかしい場合は、ウォーターサーバーの無料交換をしもらえます。
しかし、ウォーターサーバーの内部タンクに給水した直後にお水やお湯がぬるい場合は、ボトルから引いた常温の水がまだ適温になっていない可能性が高いです。
ウォーターサーバーから冷水と温水がすぐに出るのは、お水のボトルからサーバー内部の冷水タンク・温水タンクに水が貯蔵されるからです。
ウォーターサーバーはお水をセットしてから内部タンクに新しい水を入れて、冷やしたり温めたりします。適温になるまで、約30分ほどかかります。
サーバーにお水をセットしたばかりだったり、省エネモードから通常モードに切り替えたばかりの場合は、少し時間を置いてからお水を出してみてください。
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ウォーターサーバーからお湯が出る仕組みって?何で電源を切っちゃダメなの?
ウォーターサーバーの音がうるさい
ウォーターサーバーから異常な音が出ている場合も、故障の場合はウォーターサーバーの無料交換をしてもらえます。
ただし、サーバーの特性上、多少サーバー音がしてしまう構造のものもあるので、下記モデルの契約を検討中の人は注意が必要です。
- 足元交換タイプのウォーターサーバー
- 重いお水ボトルを持ち上げなくても、足元で交換できるというサーバーです。
女性でも片手でお水が交換できるのがメリットですが、水をサーバー下部から上部へ吸い上げる際に少し音が鳴ります。 - リターナブル方式のウォーターサーバー
- お水のボトルを再利用するタイプのウォーターサーバーは、お水を出す時にゴポゴポという空気の音がなります。
目立った音が出るのはお水を出す時だけなので、慣れれば平気という人も多いです。 - ワンウェイ方式のクラッシュボトル
- 使い捨てタイプのワンウェイボトルの中には、水を使うとボトルがベコベコと音を立てて凹むクラッシュボトルという種類があります。
ボトル内に空気が入らないので衛生的ですが、ボトルが潰れる音が気になるという口コミもあります。
とは言え、ウォーターサーバーは電化製品なので、どの製品にも多少のモーター音などはあります。
新しいウォーターサーバーは、技術の進化によりどんどん静音になってきているので、そこまで気にならない人が大半です。
お水が指定の日に届かない
お水を注文しても、指定の日時に届かないというトラブルもあります。これは、ウォーターサーバー業者が原因の場合と、配送業者が原因の場合があります。
ワンウェイ方式(使い捨て)のお水を利用するウォーターサーバーの場合は、ほとんどがクロネコヤマトや佐川急便などの配送業者に委託しています。
ウォーターサーバー業者の発送が遅れている場合などは別ですが、配送業者の不備の可能性もあります。
一方、リターナブル方式(再利用)のお水の場合は、空ボトルの回収もする必要があるのでウォーターサーバー業者のスタッフが配送も行います。
その場合は、ウォーターサーバー業者の手配ミスなので、スタッフの方に直接伝えます。
お水のボトルが重くて交換が大変
ウォーターサーバーのお水のボトルは、1本12リットル入りの業者が多いです。
人にもよりますが、女性の方が1人で交換するとなると少し大変です。
サーバーの上部にボトルを設置するタイプの場合、女性は胸元あたりまで12リットルのボトルを持ち上げなければならず大変です。
ボトル交換を男性に頼めるなら問題ないですが、女性がお水交換をする可能性がある場合は軽量ボトルや軽量ビニールパックのウォーターサーバーもおすすめです。
例えば、浅田真央さんがブランドパートナーのkirala(キララ)は、7.2リットルのウォーターパックに水が入っていて、非常に軽いです。
おしゃれ省エネサーバーを扱うフレシャスも、7.2リットルビニールパックと9.2リットル使い捨てボトルを扱っています。
どちらも、平均の12リットルボトルより軽いです。
比較検討をして、一番合うウォーターサーバーを選ぶ
ウォーターサーバーで多いトラブルを調べてみると、改めて事前の比較検討の大切さを感じました。
最近のウォーターサーバーの公式サイトでは問い合わせフォームだけでなく、よくある質問コンテンツも充実している業者が多いので、目を通すと解決する疑問も多いです。
次の主要なウォーターサーバー業者の比較記事も合わせて、ご自身に合うウォーターサーバーを選ぶ参考にしていただければと思います。

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